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トラックの荷積みの仕方

「過積載」「荷落とし」このようなワードを聞いたことがあるだろうか。

「過積載」はそれぞれのトラックが持っている最大積載量を超過して荷積みをすることで「荷落とし」は運んでいる荷物を道に落としてしまうことである。

一般道や高速道路の路肩で見かける事もあるだろう。木の破片やプラスチックのゴミ、軍手や靴なども実は「荷落とし」の結果と言える。

解体工事を行っている業者はこの「最大積載量」や「荷落とし」には敏感にならないといけない。

優良業者はトラブル回避や法令順守の為、積み荷にはとても厳しく指導をしている。優良業者の見分け方の一つとして積み荷の仕方が挙げられる。今回は荷積の仕方をいくつか紹介していく。

フレコンバッグの使用

フレコンバッグとはフレキシブルコンテナバッグ(Flexible container bag)の略でバラ荷物や廃材などを収容する容器である。

解体時に出た安定型物(廃プラスチック製品やゴム製品、がれき類等)を収容する際に使われる。

その他にも、石綿含有建材(アスベスト含有建材)の飛散防止として中に入れ縛れるようになっている。

優良業者の見分け方ポイントとしては、フレコンバッグが新品であるか(中古で安いものを使用していないか)、1トン程以下か、口が縛られているか等が挙げられる。

袋が中古で破れている、口が縛られていないとなると中の廃材が飛散しその業者内の人だけでなく運搬中に第3者にも被害を与えてしまう可能性がある。

飛散防止シートの使用

解体現場から搬出される木材は重機に圧砕され細かくなっていることが多い。

そのため、そのままトラックに荷積みすると運搬中に飛散してしまう可能性がとても高い。

飛散防止シートを被せることでこれらの飛散を簡単に防ぐことが出来る。

シートを被せるだけなのだが、習慣化していない業者だとこれがなかなかできてないことが多い。

また、ロープで固定しているトラックも街中でよく見かけるが細かい破片の飛散はロープだけでは防げないのでしっかり飛散防止シートを被せるのが当然良いだろう。

ただ、ロープだけの使用でOKな材料も中にはある。

ロープの使用

胴体が長い柱材の運搬にはロープ縛りだけでも十分な場合がある。

細かすぎない柱材は一か所の固定でもトラックから落ちる危険性は少ないといえるだろう。

過積載しない

そもそも荷積みをしすぎないことで「荷落とし」の危険性を限りなく少なくすることが出来る。

それもそのはず、山積みにしないことでこぼれ落ちてしまう可能性が無くなるのだ。

特に下図のようなコンクリートブロック製品の荷落としはとても危険である。高速道路で目の前のトラックからコンガラが落ちてきたことを想像するだけで、、、

法令順守の為にも積載量を少なくすることがポイントとなる。

まとめ

優良企業は自身のスタッフはもちろん、第3者に危害を加えない為に「過積載」や「荷落とし」のリスクを最小限に抑えるよう努力している。

上記で述べたような「フレコンバッグの使用」「飛散防止シートの使用」「過積載しない」を心がけているか否かで優良企業であるかどうかの見分けがつくかもしれれない。

自身の思い出深い「実家」を解体する際嫌な思い出になったりやトラブルを起こしたりしない為にもやはり優良解体業者を選定することがポイントとなる。

その選定のポイントとして積載の仕方を見て見極めるのも一つの手かもしれない。